昨年の6月に公演された劇団OZEの舞台「72ライダー」。
今年の3月に再演が決定しました。

この舞台は沖縄本土復帰の1年後である1973年に、
返還後もたいして変わらない米軍駐留問題に悲観した26歳の男性が、
抗議として国会議事堂にバイクで突入、即死した事件をモチーフにした話。

初演も観に行きましたが、こういう先人たちの上に今の沖縄が成り立っているのを忘れてはいけない、
がっかりさせるような先人の未来である今を創ってはいけないと思わせてくれた舞台でありました。
（参照：2012.6.4「劇団OZE『72'ライダー』」）

多くの人に見て欲しいなぁと思いながらも、
公演最終日だったので叶わないかと思った矢先の再演のニュースです！

～あらすじ～
40歳の同窓会に出席しなかったやーすーのバイク屋に、友人のてっちゃんと長一が訪ねてきた。
ビールを飲みながら二次会が始まり、若い頃のバイクの話などで盛り上がる。
そこへ同級生の妙子、みえ、明日香も加わって、最近の近況報告や懐かしい高校時代の話に花が咲く。

あの頃と変わってないところと、変わってしまったところ。悩み多き40歳。
そしてまた沖縄も復帰40周年を迎えた。
「復帰っ子」と呼ばれる40歳の等身大の今と、復帰直前のコザ暴動に参加し、
ふるさとへの熱い想いを抱きながらも、バイクで非業の死を遂げたある青年の事件をリンクさせた、
劇団O.Z.E頭である真栄平仁の渾身の作品、待望の再演！



【公演名】72'ライダー（演出：真栄平仁）
【場所】テンブスホール（那覇市ぶんかテンブス館4F）
【日時】2013年3月9日（土）19:00-　10日（日）14:00-
【料金】大人2000円・小中高生1500円（当日各500円増し）
【前売】チケットりうぼう
【問合】劇団OZE（098-866-6118）