【開発予定地】浦添西海岸エリアの見学バスツアーに行って来た!
僕は浦添市で生まれ育ったのですが、キャンプキンザーという補給基地が海側に広がっているため、
中学生の頃に海に遊びに行く時は、となりの宜野湾市のトロピカルビーチに行くのがほとんど。
または浦添唯一の手付かずの砂浜が残っている「カーミジー」と呼ばれる海に行くくらいでした。
そのカーミジーも開発でもう気軽に泳げない場所になってしまいましたが・・・
DEE OKINAWAさんに取材に行っていますね。
「浦添のエアポケット空寿崎周辺/DEE OKINAWA」
その普段入れない、
浦添西海岸エリアを見学するバスツアーに参加してきました。
浦添の海をなかなか見る機会がないので、こんな手付かずの自然があったのか、という印象です。
この浦添西海岸地域。
ここは沖縄県と那覇市の政策と共に動いていまして、
市町村・県・ひいては国が関わる駆け引きのある土地なのです。
その前に、那覇軍港の移設問題について簡単な知識を入れないといけません。
難しくないので読んでもらえたら幸いです。
1.ずっと前に決まっていた那覇軍港の浦添移設計画。
那覇軍港の移設先が浦添西海岸地域に決まっていました。
これは沖縄県・那覇市・浦添市が協議の末に、1996年(17年前)に決まっていることで、
浦添市は妥協案として移設を受け入れ、現職市長はその計画を進めて行くことになります。
もちろんその見返りとして莫大な補助金というアメも頂きます。(これは日米安保の名の元当然だと思いますが。)
2.浦添西海岸エリアの開発のメリット。
浦添市は那覇市のベットタウン。
浦添に育んでもらった僕は浦添に対する愛情たっぷりですが、
どうも観光雑誌にはほとんど載ることもありません。
他の市町村の人たちからは「通り過ぎる市」「渋滞がひどい市」というイメージとのこと。確かに!
住みやすいし、県内を代表をする企業はたくさんあるんですけどねぇ。
(オリオンビール・沖縄電力・ブルーシール等)
沖縄西海岸道路が通り、アクセスの良い都市型リゾートや大型商業施設を建設予定とのことです。
3.浦添西海岸エリアの開発のデメリット。
軍港を受け入れて開発をするということは土地を埋め立てるということです。
イコール、生物多様性は失われることになります。
浦添西海岸の埋め立て計画は第1ステージ~第3ステージまであります。
この赤い部分が第1ステージ。ここは埋め立てが完了し、
その土地を売却する企業に対しての公募計画も進んでいます。
2013年2月末公募開始予定です。
4.翁長那覇市長の発言で新展開!
しかし、翁長那覇市長がこの長年の懸案事項を根底からひっくり返す発言をしてくれたのです。
「軍港移設の問題は、那覇市と浦添市で切り離して考える」と。
これはどういうことかと言うと、
これまで政策の一部として粛々と進められて来た浦添西海岸への軍港移設が、
一旦リセットになるということなのです。妥協して受け入れた移設を、
浦添市がもう一度ゼロから考えるチャンスが来たということです。
埋め立てて開発を推進しアクセスの良い都市型リゾートを目指すのか、埋め立てず未開のまま残すのか。
市民が決めたならどのカタチでも良いんです。
経済自立も大事。環境保全も大事。両方実現できる知恵を。
何か市民が参加している感覚のないまま、なんとなく決まっていたこの土地の使い方が、
浦添市民で見直しができるということなのです。
このことに気付いている浦添市民は一体どれだけいるのでしょうか!?僕は今週知りました!
なので、現行案をしれーっと進めていくのではなく、
もう一度時間を掛けて西海岸の使い方を考えていかなければいけません。
まず、海を埋めたてる埋め立てないのところから。
臆病者の僕は、諸事情は知らないですがという言葉を前置きしつつ、
個人的には、キャンプキンザーが完全に返還される時期を待ってからでも良いと思っています。
キンザーがある広大な土地が返還されれば、埋め立てる必要ないやっし!と思っています。
もう国の大事業として橋の建設は始まっているので、
そこは渋滞緩和・物流・アクセス向上の利便性もあるし造った方が良いと思っています。
リゾートホテルを誘致するとのことですが、
軍港を眺めるリゾートって成立するのかなぁと思っているので、
軍港を受け入れずに、海の大部分を埋め立てる第2ステージ・第3ステージの計画はやめて、
キンザー跡地の陸の方に誘致する方法を考えれば良いんじゃないかぁと思っています。
西海岸の埋め立て完了した第1ステージ。
この土地利用の公募を「一括売却」で進めているというのです。
一括売却で土地が企業や外国資本のものになると、決定事項として、
市民が理解しないまま、ますます粛々と進められて行くことになるでしょう。
開かれた公の場で議論しないと、何年後かに納得しない市民が出て来るんじゃないかなぁ~。
50年後の人たちに何を残したら、何を作ったら喜ばれるのか。
政治は自分の世代のことじゃなくて、次の世代を考えてやっていかないといけないんです!
ましてや住んでいる地域にダイレクトな事案だし、浦添市民の皆さんには関心を持って欲しいと思います。
2月10日は浦添市長選挙。それぞれの西海岸地域の見解。
現職・儀間光男→県・那覇・浦添の行政協議を守り、計画通り遂行。
http://gimamitsuo.com/
新人・松本哲治→当初は妥協案で遂行予定も、翁長那覇市長の発言をきっかけに市民と共に見直し。
http://matsumototetsuji.com/
青年部「Green Leaf」が主催する「浦添を思うUNITED PARTY」が、
社会福祉センターにて今日の19時開催とのことです。きっかけになれば。
新人・西原廣美→開発計画見直し。保守・革新政党からの推薦を受けており、どのポジションを取るか動向に注目。
http://nishiharahiromi.flips.jp/
中学生の頃に海に遊びに行く時は、となりの宜野湾市のトロピカルビーチに行くのがほとんど。
または浦添唯一の手付かずの砂浜が残っている「カーミジー」と呼ばれる海に行くくらいでした。
そのカーミジーも開発でもう気軽に泳げない場所になってしまいましたが・・・
DEE OKINAWAさんに取材に行っていますね。
「浦添のエアポケット空寿崎周辺/DEE OKINAWA」
その普段入れない、
浦添西海岸エリアを見学するバスツアーに参加してきました。
浦添の海をなかなか見る機会がないので、こんな手付かずの自然があったのか、という印象です。
この浦添西海岸地域。
ここは沖縄県と那覇市の政策と共に動いていまして、
市町村・県・ひいては国が関わる駆け引きのある土地なのです。
その前に、那覇軍港の移設問題について簡単な知識を入れないといけません。
難しくないので読んでもらえたら幸いです。
1.ずっと前に決まっていた那覇軍港の浦添移設計画。
那覇軍港の移設先が浦添西海岸地域に決まっていました。
これは沖縄県・那覇市・浦添市が協議の末に、1996年(17年前)に決まっていることで、
浦添市は妥協案として移設を受け入れ、現職市長はその計画を進めて行くことになります。
もちろんその見返りとして莫大な補助金というアメも頂きます。(これは日米安保の名の元当然だと思いますが。)
2.浦添西海岸エリアの開発のメリット。
浦添市は那覇市のベットタウン。
浦添に育んでもらった僕は浦添に対する愛情たっぷりですが、
どうも観光雑誌にはほとんど載ることもありません。
他の市町村の人たちからは「通り過ぎる市」「渋滞がひどい市」というイメージとのこと。確かに!
住みやすいし、県内を代表をする企業はたくさんあるんですけどねぇ。
(オリオンビール・沖縄電力・ブルーシール等)
沖縄西海岸道路が通り、アクセスの良い都市型リゾートや大型商業施設を建設予定とのことです。
3.浦添西海岸エリアの開発のデメリット。
軍港を受け入れて開発をするということは土地を埋め立てるということです。
イコール、生物多様性は失われることになります。
浦添西海岸の埋め立て計画は第1ステージ~第3ステージまであります。
この赤い部分が第1ステージ。ここは埋め立てが完了し、
その土地を売却する企業に対しての公募計画も進んでいます。
2013年2月末公募開始予定です。
4.翁長那覇市長の発言で新展開!
しかし、翁長那覇市長がこの長年の懸案事項を根底からひっくり返す発言をしてくれたのです。
「軍港移設の問題は、那覇市と浦添市で切り離して考える」と。
これはどういうことかと言うと、
これまで政策の一部として粛々と進められて来た浦添西海岸への軍港移設が、
一旦リセットになるということなのです。妥協して受け入れた移設を、
浦添市がもう一度ゼロから考えるチャンスが来たということです。
埋め立てて開発を推進しアクセスの良い都市型リゾートを目指すのか、埋め立てず未開のまま残すのか。
市民が決めたならどのカタチでも良いんです。
経済自立も大事。環境保全も大事。両方実現できる知恵を。
何か市民が参加している感覚のないまま、なんとなく決まっていたこの土地の使い方が、
浦添市民で見直しができるということなのです。
このことに気付いている浦添市民は一体どれだけいるのでしょうか!?僕は今週知りました!
なので、現行案をしれーっと進めていくのではなく、
もう一度時間を掛けて西海岸の使い方を考えていかなければいけません。
まず、海を埋めたてる埋め立てないのところから。
臆病者の僕は、諸事情は知らないですがという言葉を前置きしつつ、
個人的には、キャンプキンザーが完全に返還される時期を待ってからでも良いと思っています。
キンザーがある広大な土地が返還されれば、埋め立てる必要ないやっし!と思っています。
もう国の大事業として橋の建設は始まっているので、
そこは渋滞緩和・物流・アクセス向上の利便性もあるし造った方が良いと思っています。
リゾートホテルを誘致するとのことですが、
軍港を眺めるリゾートって成立するのかなぁと思っているので、
軍港を受け入れずに、海の大部分を埋め立てる第2ステージ・第3ステージの計画はやめて、
キンザー跡地の陸の方に誘致する方法を考えれば良いんじゃないかぁと思っています。
西海岸の埋め立て完了した第1ステージ。
この土地利用の公募を「一括売却」で進めているというのです。
一括売却で土地が企業や外国資本のものになると、決定事項として、
市民が理解しないまま、ますます粛々と進められて行くことになるでしょう。
開かれた公の場で議論しないと、何年後かに納得しない市民が出て来るんじゃないかなぁ~。
50年後の人たちに何を残したら、何を作ったら喜ばれるのか。
政治は自分の世代のことじゃなくて、次の世代を考えてやっていかないといけないんです!
ましてや住んでいる地域にダイレクトな事案だし、浦添市民の皆さんには関心を持って欲しいと思います。
2月10日は浦添市長選挙。それぞれの西海岸地域の見解。
現職・儀間光男→県・那覇・浦添の行政協議を守り、計画通り遂行。
http://gimamitsuo.com/
新人・松本哲治→当初は妥協案で遂行予定も、翁長那覇市長の発言をきっかけに市民と共に見直し。
http://matsumototetsuji.com/
青年部「Green Leaf」が主催する「浦添を思うUNITED PARTY」が、
社会福祉センターにて今日の19時開催とのことです。きっかけになれば。
新人・西原廣美→開発計画見直し。保守・革新政党からの推薦を受けており、どのポジションを取るか動向に注目。
http://nishiharahiromi.flips.jp/