先日、公衆電話がリンリン鳴っていたので取ってみた。
別にみんなの電話だから近くにいる僕が取るのが一番妥当だし、文句は言わせないと思った。

営業（以下、営）「○○住宅の○○と申しますが、住宅の購入とかはお考えですか？」

─何で公衆電話にセールスよ！？コンピュータ処理でダイヤルしているのかい？？


でも、このチャンスを逃さないのが僕の良いところ。


ボク（以下、ひ）「そうですね、２、３年後をめどに本格的に考えようとはしていましたけど・・・」

営「あ、そうでしたか。ちょうど今モデルハウスを市内のほうでも各地で公開しているんですよ。」


営「ちなみに今お住まいのほうは？」

ひ「今は、マンションですね。賃貸の。」

営「そうですか、分譲ではないんですね。一戸建て・マンションのどちらかにこだわりはあります？」

ひ「いや、特にないですけど財産になるものを考えようかなぁなんて考えてて。」


営「だんだん金利も上がってきてますんでね、今だったらみずほ銀行が１．３％でお得ですよ。」

ひ「ふつう相場はどのくらいなんですか？」

営「他の銀行の相場は１．９％になりますね。公庫よりだいぶお安くなってますよ。」

ひ「そうですか、たった数％でも大きい買い物すると響きますもんね。早めようかな。」


営「今なら３０年間ずっと１．３％ですよ。ご家族様は何名いらっしゃいますか？」

ひ「嫁さんと、息子が２人います。下の子が小学校に入学するタイミングで考えていたんですよ。」


営「よかったら、明日時間があればモデルハウス見に来ませんか？」

ひ「あ～あいにく明日は仕事が入っててですね。」

営「週末もご出勤されているんですかぁ、お仕事のほうは？ＩＴ関係ですか？」

ひ「いえ、普通の卸業の仕事してます。」

営「定休日とかって決まってないんですか？」

ひ「ちょっと近くならないと分かんないですねぇ。」

営「数週間先の予定も。」

ひ「そうですね、年末にかけて忙しいので・・・」


営「そうですか、ありがとうございます。それではお時間のある時にでも気軽にモデルハウスに
　　是非、足をお運び下さい。改めて自己紹介させていただきます○○住宅の○○です。」

ひ「分かりました。では足を運んだときに○○さんから連絡いただいたと伝えておきますね。」

営「ありがとうございます。宜しくお願いします。」

ひ「いえいえ、ありがとうございました。」





これをバイト中にやる喜び。